JR東海:飯田線の119系電車 年度内引退を発表

JR東海は17日、飯田線(愛知県豊橋市-長野県辰野町)で運行している119系電車の年度内引退を発表した。旧国鉄時代に同線のために開発された車両が、約30年の歴史に幕を下ろす。

加速・制動性能を重視。路線が長い一方で駅間が短く、急カーブが多い同線に適していた。57両が生産され、現役は33両。既に新型車両への置き換えが進んでいる。

引退後の処遇は未定だ。花形の新幹線と違い、同社のリニア・鉄道館(名古屋市港区)に収蔵される予定もないが、3月にお別れイベントを行い、記念乗車券などを販売。地域に愛され、厳しい環境で活躍した電車の花道を飾る。

JR九州、観光特急「いぶたま」増強 新幹線人気持続狙う

九州旅客鉄道(JR九州)は4月までに、観光列車「指宿のたまて箱(通称いぶたま)」(鹿児島中央―指宿)を増強する。一部の車両編成を現在の2両から3両に増やす。いぶたまは同社の観光列車で最も人気が高く予約を取りにくいため、地元から増強を要望する声が出ていた。3月に全線開業2年目となる九州新幹線鹿児島ルートの利用者減少を防ぐためにも乗り継ぎ客の多い特急の増強が不可欠と判断した。

週末を中心に予約が取れない人気の特急「いぶたま」

週末を中心に予約が取れない人気の特急「いぶたま」

 3両編成にすれば1列車当たりの輸送力は現在の1.5倍の90人に増える。特急「はやとの風」(吉松―鹿児島中央)の予備車両を転用する。同車両は車体が黒だが、半分を白く塗れば白と黒のツートンカラーである、いぶたまのデザインに変えられる。車両内部の構造も似ており大幅な改装は不要という。浦島太郎伝説にちなんだ乗降ドア上部の霧発生装置も付ける。改装費は数千万円。

 いぶたまは1編成しかない。週末、連休など繁忙期に、3両編成に増やす。四半期ごとに需要動向を見直し、2両編成と3両編成を使い分けて乗車率(総座席数に占める利用席数)を高める。

 新幹線の全線開業で、砂蒸し温泉で有名な指宿温泉の人気が高まった。いぶたまは週末を中心に乗車希望者が殺到、全体の2割しか購入できない状況が続く。いぶたまが運行を始めた昨年3月13日から今年1月7日までの乗車率は86%と、「SL人吉」(熊本―人吉)と並んでJR九州の8つの観光列車でトップ。週末を中心に運行するSL人吉と違い、いぶたまは毎日3往復運行しており、「本数の多さを考えれば乗車率の高さは断トツ」(同社)と言える。

 指宿の旅館や鹿児島市の官民などはかねてJR九州に、いぶたまの3両編成化を要望していた。同社は「希少価値を保つことでリピーターが増える面もある」などとして、あえて2両編成を維持してきた。ただ運行開始から1年近くたっても、いぶたま人気が衰えないことから3両編成にしても問題ないと判断した。

JR阪和線と関西空港線、一時運転見合わせ 踏切事故

 

 

18日午前8時ごろ、大阪府和泉市和気町のJR阪和線の和気踏切で、日根野発天王寺行き快速電車(8両編成、乗客約900人)が、踏切内に進入してきた軽トラックと接触した。軽トラックは踏切内で横転し、運転していた和泉市の設備工事業の男性(60)が背中などを打って病院に搬送された。乗客にけがはなかった。

府警和泉署によると、電車の運転士が軽トラックを見つけて非常ブレーキをかけたが間に合わず、接触現場から約50メートル先で停止したという。男性は出勤途中で東に向かって踏切に進入したといい、府警に「朝日が目に入って遮断機が閉まっているのがわからなかった」と説明しているという。同署が過失往来危険容疑で調べている。近くの主婦(39)は「現場は緩い上り坂。西側からだと逆光で踏切が見えにくいかもしれない」と話した。

JR西日本によると、阪和線の天王寺―和歌山駅間と関西空港線の日根野―関西空港駅間の上下線計46本で運転を見合わせた。午前9時半に全線で運転を再開したが、33本が最大で94分遅れ、計約3万人に影響した。